例えば、「ある都市で転入と転出が同時に起こった状態の毎年の推移をグラフで表現したい場合、どうすればよいのか」と思ったことはありませんか。
今回はこのようなグラフの作り方を説明したいと思います。
作成後のグラフのイメージとしては次のとおりです。
事例
以下のようなA市の転入と転出の数字をもとにグラフを作成していきたいと思います。
方法
表内の数値を転入はプラス、転出はマイナスとして表現する。
このまま表を作ったとしても下図のようにプラスとマイナスの二本の棒が同時に表示され見にくいです。
これを解消するため、転出の数字はマイナスで表記します。
棒グラフを作成する
棒グラフの作成は通常通り表をドラッグして、「挿入」→「グラフ」で選択します。すると、以下のように転入と転出の記載にずれが生じてしまいます。
ズレを修正する
転出グラフを右クリックし、「データ系列の書式設定（F）」をクリックする。
向かって右側に「データ系列の書式設定」が表示されたら、「系列の重なり（O）」を100%にする。
すると、下図のように転入と転出がまとまって表示されます。
見栄えを整える
見栄えの整え方は様々ですが、余計な目盛線を削除し、棒グラフの色合いを少し薄目に設定した方が個人的には見やすいです。
まとめ
今回のポイントとしては、「データ系列の書式設定」の「系列の重なり（O）」を100%にすることです。エクセルのバージョンによっては、デフォルトの棒グラフで記載されているかと思いますが、ご自身でも作ることができますので、ご参考くださいますと幸いです。
コメント