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取引先から〇営業日前まで(期限)に連絡をしてほしいと言われているけど、〇営業日っていつなのか?簡単に計算できる方法はないのか?
どうもこんにちは!
このように〇営業日後を特定するとき、困ったことはないですか?〇営業日が土日を除くだけであれば、そこまで難しくないかもしれませんが、先方のカレンダーベースである場合、その計算が面倒に感じることもあるのではないかと思います。
今回は、営業日を特定するための関数WORKDAYをご紹介したいと思います。
本記事を通して、WORKDAYを使いこなしてもらえますと幸いです。
難易度:★★☆☆☆(やや簡単)
土日休みの場合(ウォーミングアップ)
まずは、単純に土日休みの場合、言い換えると、祝日や特別な休みを除く場合についてです。
この場合は、「=WORKDAY(開始日,〇営業日)」で開始日から土日を除く〇営業日先の日にちを求めることができます。
例えば、開始日セルに「2024/10/11」と入力し、〇営業日を「5」と入力すると、土日を除いた7営業日先の期限として「2024/10/18」が表示されます。この間の土日は「2024/10/12」と「2024/10/13」ですが、営業日に含まれていません。一方で、この間に祝日であるスポーツの日(2024/10/14)が営業日として含まれています。
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なお、期限を求めたとき、以下のような数字が表示されますが、これは、該当セルの書式が「標準」になっているからです。こうなっている場合、セルの書式を「日付」に変更するため、該当セルを右クリックし、「セルの書式設定(F)」→「表示形式」タブ→標準から「日付」→OKと選択してください。
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土日祝日等の場合(実践)
次に、土日祝日休みの場合です。この場合には、=WORKDAY(開始日,〇営業日,祝日)と入力します。
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ここでは土日休みのみの場合と異なり、祝日が追加されましたので、どの日が祝日なのか特定しなければなりません。
祝日を独自に設定する場合は、別で祝日の年月日を入力したセルを用意し、対象をドラッグします。上記図ではB6からB9までドラッグして「B6:B9」と計算式に記載しています。
この結果、仮に、「2024/10/11」を開始日として、5営業日先(「2024/10/14」のスポーツの日、「2024/10/15」の会社指定の休日と土日を除く)は、「2024/10/22」と表示されます。
なお、国民の休日を取り込みたいときは、内閣府の国民の祝日について(https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html)からダウンロードすると便利です。
WORKDAY関数のメリットとデメリット
WROKDAY関数は、土日祝日休みの計算では非常に楽なのは良い点です。
しかし、土曜日と日曜日が休みであることを前提としており、土曜日日曜日が休みでない場合(例えば不動産屋等の定休日)には、上手く適用できません。この場合には、WORKDAY.INTL関数の方が良いです。
さいごに
営業日計算は、見積書の納期や請求書の支払期日を定めるのに非常に便利です。うまく使いこなして、業務負荷を軽減していきましょう。
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