エクセル(Excel)のWORKDAY.INTLで特定の曜日を除外した営業日を求める方法

Excel

土曜日や日曜日が営業日だけど、ある特定の日から〇営業日後の日付を求めたいとき、どうすれば良いのだろう?

今回は、このような方に向けて、WORKDAY.INTLという関数を使って、ある特定の日から〇営業日後の日付を求めることができます。この方法を解説したいと思います。

難易度:★★★☆☆(普通)

なお、土日祝日を営業日から除く場合は、WORKDAY関数を使用すればよく、この場合は、下記の記事にてご確認ください。

特定の休業日(祝日や会社指定の休日)以外で週に1日or2連続で休みになる場合

ここでいう2連続で休みになる場合というのは、紛らわしい書き方ですが、土日、日月、月火、火水、水木、木金、金土のことであり、要するに、定期的に2連休になる場合のことを指します。

この場合、「=WORKDAY.INTL(開始日,〇営業日,週末,祝日)」という関数を使います。

開始日はご自身で指定された日付、〇営業日はカウントする営業日数、週末は定期的な週1休もしくは週2連休に該当する曜日(※曜日を示す数値は以下参照)、祝日は週末以外の不定期な休みになります。

※曜日を示す数値

番号定休曜日
1または省略土曜日と日曜日
2日曜日と月曜日
3月曜日と火曜日
4火曜日と水曜日
5水曜日と木曜日
6木曜日と金曜日
7金曜日と土曜日
11日曜日のみ
12月曜日のみ
13火曜日のみ
14水曜日のみ
15木曜日のみ
16金曜日のみ
17土曜日のみ

以上をもとに、例えば、開始日を2024/10/11、〇営業日を5、週末を13(火曜日休み)、祝日を2024/10/14とすると、祝日の10/14(月)と週末の10/15(火)がカウントされず、10/12(土)、10/13(日)、10/16(水)、10/17(木)、10/18(金)が営業日になりますので、回答は2024/10/18となります。

以下をご参照ください。

なお、回答が日付ではなく、数字になってしまう場合がございます。それは、書式が日付設定になっておらず、標準になっているからです。この場合は、該当セルの書式が「標準」になっているからです。こうなっている場合、セルの書式を「日付」に変更するため、該当セルを右クリックし、「セルの書式設定(F)」→「表示形式」タブ→標準から「日付」→OKと選択してください。

上記以外で特定の曜日を休みとして営業日をカウントする方法

上記では、1休や2連休の場合のみ適用された話でしたが、これ以外でも連休でなく飛び地で休みとなる場合や週3日以上休みの場合もあります。

この場合には先ほどの「=WORKDAY.INTL(開始日,〇営業日,週末,祝日)」における「週末」は、7桁の数字を月曜日から始まる曜日に見立てた数字を作り、営業日なら「0」、休みなら「1」で表現することでイレギュラーなケースにも対応できます。

例えば、火曜日と金曜日が休みなら、「0100100」、火曜日と金曜日土曜日が休みなら「0100110」になります。

なお、例えば火曜日と金曜日休みのとき、月曜日は営業日なので「0」が先頭に来てしまい、普通に入力すると、「100100」となってしまいます。こうならないように「=”0100100″

というように「=(イコール)」と「”(ダブルクオテーションマーク)”」を付ければ大丈夫です。

さいごに

以上がWORKDAY.INTL関数の使い方です。基本的には、「WORKDAY」を使ってもよいかもしれませんが、WORKDAY.INTLの方が柔軟な設定ができますので、お勧めです。

ご参考になれば幸いです。

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